
祝うような歳でもないし、誕生日パーティーなんてやるかどうか迷っていた。カレンダーを見てみると私の誕生日はまさに日曜日!これは神のお告げだと、やることを決心。こちらの誕生日は自分がホスト役となってゲストをもてなす。実家でするなら農家なのでたくさんのスペースもパーティーをするに困らない設備もあるけれど、私の住んでいる谷からは1時間以上も離れているので谷の友達は行きにくい。それでも私がいつも家族の誕生日で味わうような暖かい村のお祭りのようにしたかった。そこで思いついたのは家から見える山の中腹にある知り合いの農家でパーティーをすることだった。この農家はB&Bやケータリングサービスをしていて、牛がアルプスに行っていない夏の期間には牛小屋に干草をひいてハイジのような気分で泊まることもできる。
当日はとにかくラッキーにもお天気がよくて谷を見下ろす景色は最高だった。早くから手伝いに来てくれた友達と牛小屋の中に置くはずだったテーブルもすべて外に出した。うちの下のイタリアンレストランが用意してくれた辛口のプロセコをアペリティフとして出した。牛小屋には長い朝食ビュッフェが設置され、できたてのパンや農家でとれた果物やチーズ、バター、ハム、ゆで卵、ジャム、ミュズリー、ヨーグルト、焼きたてのパイなどが並んだ。隣では大きなフライパンで、農家の朝食には付き物だというスイスのじゃがいも料理Röstiが焼かれ、とれたての卵でできたアツアツの目玉焼きとベーコンもサービスされた。素朴だけれど、私が思い描いていたとおりの思いっきりスイスっぽいパーティになった。とにかくこの農家の家族が一生懸命働いてくれた。

ハンスの家族もみんな参加してくれた。私の友達がみんな一同に顔を合わせて友達の輪がどんどんと広がっていった。これだけの人数を見渡して、8年前にスイスに来たときはこんなたくさんの友達に囲まれるなんてことは想像できなかったのでとても感慨深くなった。スイスに来たからこそ出会ったのだから。
誕生日プレゼントに2つもカボチャをもらうなんてことは日本ではありえないがスイスではありえるのだ。

この弟夫婦からのプレゼントはさすがにセンスが光る。ピンクはなんとお金。
今回私は写真を写す時間もなかった。プロ並みのカメラをもってきてパシャパシャ写してくれていた友達が後日くれることになっている。またその時までお楽しみに。